こんにちは、麗しいお嬢さん方。

私の名は怪盗KID。

この世の美しい美術品を、そして麗しいお嬢さん方の心を盗む者です。

 

そして・・・

 

私の心を盗んだ罪なお人・・・。

・・・工藤新一

 

私、怪盗KIDの正体である黒羽快斗は、最も気高き心を手に入れた・・・―――――

 

 

君の虜

 

 

俺、黒羽快斗(17)と工藤新一(17)が、

『恋人』という特別な関係になってようやく1ヶ月。

 

俺が、工藤宅に居候という形で同棲するようになって、ほぼ2週間。

 

生活にも慣れてきて、さぁ新一といちゃこく(死語)という俺の夢の実現にむけて、

日々努力してきたことが報われるという雰囲気を作りあげて、ようやく2日。

 

「新一・・・」

 

「ん?」

 

「俺のこと好き?」

 

「ばーろ、そんなこと聞いてどうすんだよ。」

 

「聞きたいんだよ。教えて?」

 

「・・・」

 

「新一ぃ〜〜〜。」

 

「・・・・・・・・・・・・好きだよ・・・///」

 

恥ずかしそうに俺の質問に答えてくれる(間が長かったが)新一が、かわいくて愛しくて・・・。

俺は頬がゆるんでしまうのを止める事ができなかった。

 

普段、絶対に崩しはしないポーカーフェイスの持ち主であるこの俺がだぜ?

よっぽど惚れてんだな・・・、なんて他人事みたいに思っちまった。

 

「快斗?どうしたんだ、いきなり・・・」

 

急にこんな質問をしてきた俺に不信を抱いたのか、新一は俺に近づいて尋ねてきた。

それも上目遣いで・・・。

 

(やべぇ・・・おそいてぇ・・・)

 

「快斗?」

 

(し、新一、頼むから近づくな・・・!!)

 

俺の心の声なんて全く無視して、なおも近づいてくる新一。

俺はというと・・・

 

(〜〜〜〜っ、あぁ〜〜もう!!)

 

我慢できなくなっていた・・・。(笑

 

がばっと抱きつく俺に、新一は驚きの声をあげる。

 

「快斗!?」

 

「誘ってきたのは新一でしょ?」

 

「ばっ!?誰が誘ったよ!!」

 

「黙って」

 

ソファに押し倒しながら真剣な眼差しで、新一を見る。

そんな俺に、素直に従う新一・・・なわけはなく、好き放題わめきちらす。

 

「だ〜〜〜〜〜!離れろ!バ快斗!!」

 

「ん〜〜?無理。」

 

顔を真っ赤にして講義しても煽るだけって知らないでしょ?

だから、いらない虫とかくっつけてきちゃうんだよ。

俺の苦労も分かって欲しいね。マッタク。

 

     ・・・でも、そんな新一だから惚れたんだけどねv(バカ)

 

 

かなりにやけている俺とは裏腹に、新一は俺の腕の中から抜け出そうと必死でもがいている。

ま。逃がしはしないけどねv

さて、これから甘い日々を愛しい君と過ごしますかvv

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・なんて、周りが許すはずがなかった・・・。(By 作者)

 

 

 

 

あとがきと言う名の言い訳らしきもの(汗)

はい、ごめんなさい。初快新小説です・・・。

コンセプトは『邪魔』。これは序章みたいなもので、文才ないのがバレバレの物でございます。

なんか、続くみたいなんですが、頭の中でキャラが動くのに、それを文にできない・・・。

さらに言うなれば文章が短い・・・。もっと長くなる予定だったのに・・・(泣)

はう〜〜、ほんと春日様を尊敬いたします。こんなんでお許しを・・・!(無理)

と、とりあえず・・・

ハッピバースデイ 春日柳様!!

失礼しました・・・(逃亡)

                           2003.7.17

 

甘いでしょ?甘いでしょ?ああ、もう私はこの小説の虜です!!

誕生日小説をはじめていただいて、本当に飛び上がるほど興奮しております。

快斗視点で、書いてあるのですが、はじめてとは思えない文章力。

爪の垢を煎じて飲ませて欲しいほどです。

素直ではないけれど、態度で無意識に誘ってる新ちゃんに乾杯♪

本当にありがとうございました。                    +春日柳+