<<世界観

日本の江戸時代のような世界。政治は将軍家が行っている。

また、国の神的な存在として朝廷があり、朝廷陛下と呼ばれる最高権力者が存在する。

基本的に男が働き女は家事働き。男尊女卑の社会である。

花魁街には金に困った親が娘を売りに来るため、偏見が強い。

 

 

<<登場人物

 

蒼乃蝶(あおのちょう)

花魁の街で一番の実力を誇る『蝶乃華』の人気ナンバーワン。

蒼い蝶の簪をつけていることから、この名がついた。日頃は“蒼乃”と呼ばれている。

過去はいっさい謎に包まれている。芸歴は3年。

その巧みな話術で相手を翻弄し決して春を売ることはない。

それでも、皆そろって彼女を指名するほどの人気ぶり。

 

工藤新一

昼間の蒼乃蝶。実際は男。奉行所にも顔が知れているほどの名推理で

難事件を解決している。犯罪者にはおそれられる存在。

 

黒羽快斗

次期将軍となるべく日々鍛錬を積む。時折、城下町にも遊びに出る

奉行所の探や町火消しの平次とは旧知の仲。

すでに青子という陛下の近縁にあたる女性との婚約が決まっている。

 

宮野志保(哀)

『蝶乃華』のナンバー2と噂される花魁。

過去の新一を知る唯一の人物。彼女もまた春を売ることはない。

通り名は“哀”で、西洋医学に精通している。

 

小泉紅子(紅羽)

『蝶乃華』のナンバー3の花魁。新一を家族のように慈しんでいる。

また魔術にも定評があり、副業も様々だとか。

 

ジン

『蝶乃華』の支配人。新一のことを気に入っていて何かと面倒を見てくれる人。

 

ベルモット

ジンの愛人兼、花魁。だが仕事をしているところは見たことがない。

新一のことを家族的な愛情で包み込んでくれる人。

 

服部平次

新一と快斗それぞれと親友。町火消し、め組の長。妻には和葉がいる。

 

白馬探

奉行所で取り調べを主として行う吟味方与力。父は老中。

新一を気に入っていて毎日のように『蝶乃華』に赴く。

 

京極真

快斗の付き人。街に遊びに出る彼につきあい毎度大変な目に遭う。

武術に関しては快斗の次に達者。

 

服部和葉(旧姓遠山)

化粧や簪など花魁に必要な小物を取りそろえている小物店の一人娘。