〜はじめに〜 これは、『し/ゃ/ば/け』という小説のパロディ版です。 といってもおおまかな設定のみで実際の小説とは似ても似つかぬ代物ですのでお気をつけください。 気持ち的には「快斗→←新一」な感じです。快斗は自覚していますが、新一は無自覚。 最後は快新になればいいなぁと思っております。ちなみに皆のベクトルは新一に向いてます(笑) 〜用語説明?〜 ※私なりの解釈ですので参考程度に 手代(てだい):商家では番頭と丁稚の間。といっても作中では若旦那のお守役のような存在。 付喪神(つくもがみ):長い年月、大事に使われたものは意志が宿るそうです。 妖( 廻船問屋:新一の祖父が始めた。今でいう貿易や運送業のようなものです。 薬種問屋:新一のために優作が始めた。廻船問屋も薬種問屋も同じ敷地内にある。 〜登場人物〜 +工藤新一(人間) 大店の若旦那。体が弱く、つねに死にかけている。祖母が妖のため、妖が見える。 類い稀な頭脳と妖達の働きで、江戸の難事件を解決する。 黒髪に綺麗な蒼い瞳が特徴の美青年。 周囲に甘やかされていながらも、誠実で(時にわがままだが)思慮深い人柄に育った。 三度のメシより謎が大好き。快斗に最近、若旦那としか呼ばれないことが不満。 また、幼馴染で菓子屋の蘭のお菓子が上手になればいいなと思っている。 将来は店の主になる自覚をもっており、責任感も強い。 +黒羽快斗(妖) 新一の手代のひとり。何百年も生きている白沢(はくたく)という妖。 妖の姿は3つの目に3つの角をもつ白い馬のようなイメージで(実際は牛だったかな?) その力は強く周囲を圧倒するほど。また、博識で様々な妖のことを知っている。 かつては新一の祖母に仕えていた。とにかく新一命。新一さえ楽しければ事件だって起こればいいが 新一の健康を害するなら事件なんて邪魔なものというくらい、新一中心に世界が回っている。 新一のお世話の傍ら薬種問屋で働いており、いつも妙な薬を配合しては新一に飲ませる。 町娘たちに人気があり、常に袂には渡された恋文がたくさん入っているのだとか。 もちろんこの恋文も新一の暇つぶしに使用され、想いが通じることはない。 +服部平次(妖) 新一の手代のひとり。廻船問屋で働いている。腕力が強く、猪突猛進な性格。 犬神(いぬがみ)という妖。妖の姿は大きな犬のイメージ。(もの○けひめのモロみたいな) 頭よりも体が先に動くタイプで、新一によくからかわれている。 快斗に負けず劣らず新一命で、彼の世界もまた新一中心に回っている。 日頃は若旦那と呼んでいるが、2人のときは名前で呼ぶこともある。 +白馬探(妖) 新一の部屋にある屏風の付喪神。そのため屏風から離れることが出来ない。 新一のことを大切に思っているが、減らず口のため、ときお そのたびに2人の手代から、井戸に突き落とされそうになったり、火で燃やされそうになったり。 新一が部屋に居る時は囲碁の相手をしており、新一のよき話し相手。 快斗や平次が来る時より前の新一を知っていることを自負している。 +宮野志保(妖) もとは“お白”というネコであり、猫又という妖になった。 新一から“宮野志保”という名を貰いそれをたいそう大事にしている。 彼女曰く、新一は命の恩人であり、生きる理由をくれた人。 そのため、とても新一を大事にしつつも、甘やかしすぎる手代たちには少々呆れている。 普段は白いネコの姿(ただし尾は3つに分かれている)。 +博士・哀(妖) 博士は野寺坊という僧の格好をした妖であるが、なぜか皆から博士と呼ばれている。 哀とは常に一緒に居るが、哀は小袖姿の少女のため、二人並ぶと不釣合い。 新一のために情報を集めに奔走してくれる、頼れる仲間である。 +高木渉:新一の腹違いの兄。とある理由で他の店に奉公している。 +目暮の親分:岡っ引き。新一に難事件を持ってきて協力を願う。 +工藤優作:新一の父。入り婿。新一のことをとても可愛がっている。大店の主。 +工藤有希子:新一の母。人と妖のハーフ。妖がみえるかは不明。新一を可愛がっている。 +新一の祖母:お銀という大妖怪。新一の誕生と同時に他界する。 +歩美:お稲荷様の鈴の付喪神。気が弱いが、おてんばな女の子。 +毛利蘭:新一の幼馴染で菓子屋の跡取り娘。ただしお菓子作りは大の苦手。 +毛利小五郎:蘭の父。権力にはつくづく弱い人であるらしい。 |